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野上 浩太郎
更新日:2025.06.06
公開日:2025.06.06

「農業は国の力」そう語った男が、カネの問題で失速… | 野上 浩太郎

参議院議員(富山県選挙区選出)

【基本プロフィール】野上 浩太郎ってどんな人?

関連地域

富山県

【政策分野】実績ジャンル

自然エネルギーや森林保護活動地域の観光資源を使った雇用創出保育園の増設と育児手当の拡充

生年月日

1967年5月20日

経歴

東京大学法学部を卒業後、1991年に通商産業省(現・経済産業省)に入省し、官僚としてのキャリアをスタートさせました。その後、2001年に退官し、2001年の参議院選挙で初当選を果たしました。以降、参議院議員として4期連続で当選し、農林水産大臣や内閣官房副長官などの要職を歴任しています。

人物像

野上浩太郎氏は、富山県出身の政治家で、地域の発展と国の農林水産業の振興に尽力してきました。特に、農業の国際競争力強化や地方創生に力を入れて活動しており、地元富山県の声を国政に反映させることを重視しています。

注意アイコン

【衝撃スキャンダル3選】野上 浩太郎 政治生命の危機

政治資金収支報告書への不記載(2024年)

概要

野上氏は、所属する自民党安倍派の政治資金パーティー収入の一部、計100万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことが発覚しました。この問題を受けて、2024年1月に参議院国会対策委員長を辞任し、同年2月には自民党富山県連会長も辞任しました。この一連の出来事は、政治とカネの問題として大きな批判を浴びました。

派閥の裏金問題への関与(2024年)

概要

自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る裏金問題で、野上氏が派閥からキックバックを受けていたことが明らかになりました。これにより、政治資金の透明性や信頼性に疑問が投げかけられ、野上氏自身も「政治不信を招いた」として謝罪しました。この問題は、自民党全体の信頼性にも影響を与えました。

国会対策委員長の辞任(2024年)

概要

前述の政治資金問題を受けて、野上氏は参議院国会対策委員長の職を辞任しました。この辞任は、国会運営に支障をきたすことを避けるための措置とされましたが、政治家としての責任の取り方や説明責任のあり方について、議論を呼びました。

実績アイコン

【驚きの実績5選】野上 浩太郎が日本にもたらした変革

【実績評価】真の実力?

野上浩太郎氏は、地元富山県を代表する政治家として、地域の声を国政に届ける役割を果たしてきました。農林水産業の振興や地方創生に積極的に取り組み、特に農産物の輸出拡大や農業の国際競争力強化に尽力しています。一方で、2024年に発覚した政治資金パーティーの収支報告書不記載問題により、自民党富山県連会長を辞任するなど、政治とカネの問題で批判を受けました。それでも、地域からの信頼は根強く、今後の政治活動が注目されています。

農林水産物の輸出拡大(2020年)

具体的な内容

農林水産大臣として、農林水産物の輸出拡大に取り組み、特に牛肉の輸出強化を推進しました。新型コロナウイルスの影響で一時的に輸出が減少したものの、輸出本部の設置や食肉処理施設の整備支援などを行い、輸出の回復と拡大を図りました。

効果

これらの取り組みにより、国産牛肉の輸出が回復し、農林水産物の輸出額が7年間で倍増するなど、農業の成長産業化に貢献しました。

放射性物質に係る輸入規制の緩和(2021年)

具体的な内容

放射性物質に係る日本産食品の輸入規制について、米国に対して粘り強く働きかけを行い、規制の全面撤廃を実現しました。これにより、福島県産のコメをはじめ、14県で生産されたのべ100品目の食品が米国向けに輸出可能となりました。

効果

輸出可能な品目が増加し、被災地の農業復興と日本産食品の信頼回復に寄与しました。

盛土の安全対策強化(2021年)

具体的な内容

静岡県熱海市で発生した大規模土石流を受けて、全国の盛土の点検・調査を実施し、危険性の高い盛土の撤去や安全策の講じるための法整備を進めました。国土交通省や農林水産省と連携し、宅地の安全確保や農地の保全に取り組みました。

効果

全国的な盛土の安全対策が強化され、災害リスクの低減と住民の安全確保に貢献しました。

農業の成長産業化の推進(2020年)

具体的な内容

農業の集約や農協改革などを通じて、生産農業所得を6年間で5千億円以上増加させ、農林水産物の輸出が7年で倍増するなど、農業の成長産業化を推進しました。

効果

農業従事者の所得向上や地域経済の活性化に寄与し、農業の持続可能な発展に貢献しました。

地方創生と防災対策の強化(2021年)

具体的な内容

富山県の「立山砂防」をはじめとする防災インフラの整備を通じて、地域の安心・安全を確保し、地方創生の基盤を強化しました。急峻な地形を持つ日本において、河川氾濫や土石流等の災害リスクに対応するための施策を推進しました。

効果

地域の防災力が向上し、住民の生命と財産を守る体制が強化されました。

天秤アイコン

【国民目線】野上 浩太郎のメリット&デメリット徹底分析

野上浩太郎氏の政治活動は、農業の成長産業化や地方創生、防災対策の強化など、国民生活の向上に寄与する多くのメリットがあります。一方で、政治資金に関する不祥事が発覚し、政治家としての信頼性に疑問が生じています。今後、信頼回復と透明性の確保が求められます。

【3つの強み】野上 浩太郎を支持する理由

メリット❶

和牛や米など、世界へ

具体的な内容

農業従事者の所得向上と地域経済の活性化につながる施策であり、若者が農業に関心を持つきっかけを生み出しました。 和牛や米など日本の高品質な農産物の海外展開を推進し、輸出額の大幅増加に貢献しました。高齢化による国内市場の縮小が進む中で、海外市場の開拓は農業の将来を見据えた戦略として高く評価されます。

メリット❷

災害対策の強化と地域の安全確保

具体的な内容

熱海の土石流災害を契機に、全国の盛土の安全性を調査・点検する体制を構築し、災害リスクの早期発見と未然防止に努めました。防災対策の強化は地方移住や定住促進にもつながり、地方創生の土台となります。

メリット❸

地方のために東京一極集中の是正

具体的な内容

富山県をはじめとする地方の観光・農業・産業資源を活かした地域活性化策を推進。地域で暮らす選択肢の拡大につながります。人口減少時代における地方自治体の持続可能性を高め、働き方・暮らし方の多様性にも寄与する内容です。

【3つの弱み】野上 浩太郎への懸念点

デメリット❶

政治資金収支報告書の不記載による信頼失墜

具体的な内容

2024年、自民党安倍派のパーティー券収入の一部(100万円)が政治資金収支報告書に記載されていなかったことが発覚。これにより、野上氏は参院国対委員長と自民党富山県連会長を相次いで辞任しました。

デメリット❷

派閥との関係性が透明性の妨げに

具体的な内容

野上氏が所属していた自民党安倍派は、派閥を通じたキックバック(還流金)の仕組みを長年維持していたとされ、同氏もこの慣行に加わっていた可能性が高いと報じられました。

デメリット❸

不祥事対応における説明不足

具体的な内容

収支報告不記載問題について、野上氏は「事務的ミス」と説明しましたが、具体的な経緯や再発防止策についての発信が不十分でした。政治資金の透明性を軽視していると、報道各社や有識者からも批判の声が上がりました。