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馬場 伸幸
更新日:2025.10.01
公開日:2025.09.30

馬場 伸幸 | ラグビー部→料理人から野党トップへ!野心と批判が渦巻く維新のリーダー

日本維新の会顧問、衆議院議員(5期)

【基本プロフィール】馬場 伸幸ってどんな人?

関連地域

大阪府

【政策分野】実績ジャンル

文化遺産や特産品を活用した観光の拡大地域の観光資源を使った雇用創出若者の起業支援とスタートアップ企業への助成金

生年月日

1965年1月27日

経歴

大阪府立鳳高校卒業後、ロイヤルホスト(現ロイヤルフードサービス)に入社し、2年目に調理師免許を取得。衆議院議員中山太郎氏の秘書を8年間務めた後、1999年に堺市議会議員に初当選(6期)、2012年に衆議院議員に初当選。堺市議会議長、日本維新の会幹事長、共同代表を経て、2022年8月から日本維新の会代表(第3代)に就任した。

人物像

料理人の父と料亭を営む母のもとで育ち、高校ではラグビーに打ち込み、チームのために汗をかく姿勢を貫いた、叩き上げの政治家。学歴エリートが多い政界において、高卒・料理人出身という異色の経歴を持ちながら、地方議会から国政へと駆け上がり、日本維新の会を野党第一党へと押し上げた実力者として知られている。

注意アイコン

【衝撃スキャンダル3選】馬場 伸幸 政治生命の危機

女性候補者への「かわいい」発言でルッキズム炎上(2022年)

概要

2022年6月の参議院選挙で擁立予定の神谷ゆりさんの名前を間違えた際、「あまりにもかわいいので間違えた」と発言し問題となった。容姿で評価する発言として瞬く間に炎上し、ジェンダー意識の低さを露呈する形となった。

「万博3000億円」で身を切る改革の矛盾を追及(2024年)

概要

国会で「7年で6億4000万円の身を切る改革」を誇った直後に、「万博3000億!」とヤジが飛んだ。大阪万博の費用膨張が批判される中、議員報酬削減を成果として主張する矛盾が浮き彫りとなり、6億円の削減と3000億円の支出、その差は約500倍。改革派を名乗りながら、結局は大盤振る舞いではないのか、という疑念を抱かせる象徴的な出来事となった。

堺市長選での攻撃的発言で品格を疑われる(2013年)

概要

2013年の堺市長選挙の街頭演説で竹山修身市政を批判する際、「あの市役所(堺市役所)にはみなさまがたの税金をむしゃむしゃ食べま...」などと発言。過激な表現で対立候補を攻撃する姿勢が、政治家としての品格を疑問視される結果となった。

実績アイコン

【驚きの実績】馬場 伸幸が日本にもたらした変革

【実績評価】真の実力?

「身を切る改革」を信条に、議員特権の削減や行政のムダ削減に取り組む一方で、大阪万博やカジノを含むIR(統合型リゾート)誘致など、大胆な経済政策を推進する実務派。 しかし「7年で6億4000万円の削減」に対して「万博3000億!」とヤジが飛ぶど、政策の整合性への疑問や、女性候補者への「かわいいから名前を間違えた」発言でルッキズム問題を引き起こすなど、発言の軽さも指摘される賛否両論の政治家。

日本維新の会を野党第一党へ押し上げた組織拡大(2022-2024年)

具体的な内容

馬場氏が代表に就任した2022年以降、統一地方選挙では目標の600人を大きく上回る774人の首長・地方議員を誕生させ、国政選挙でも議席を伸ばし続けました。 その結果、長年野党第一党の座にあった立憲民主党を抜き、日本維新の会が野党のトップに立つという歴史的転換を実現しました。

効果

「自民党は嫌だけど、立憲民主党にも期待できない」と感じていた有権者に、第三の選択肢を提示。政権交代可能な二大政党制に向けた政治の新しい流れを作り出し、日本の民主主義に競争原理を持ち込むことに成功した。 地方から国政まで、幅広い層に維新の理念を浸透させ、大阪中心だった支持基盤を全国に拡大した功績は大きいと言える。

2025年大阪・関西万博の開催実現(2018-2025年)

具体的な内容

2025年4月から10月まで開催される大阪・関西万博の誘致から準備まで、馬場氏は大阪府・市と連携して中心的役割を果たしました。コロナ禍による工期遅延、建設費の大幅増加、パビリオン建設の遅れなど、数々の困難を乗り越え、開催にこぎつけた。

効果

経済効果、雇用創出、インフラ整備、国際的認知度向上などメリットも多くあるが、当初予算から大幅に膨らんだ3000億円超の費用については、「税金の無駄遣い」との批判も根強く、成功と評価されるかは万博の成果次第と言える。

身を切る改革の実践と議員報酬削減(2015-2024年)

具体的な内容

馬場氏は幹事長時代から代表時代にかけて「身を切る改革」を、推進した。 ・国会議員の歳費(給料)の削減 ・文書通信交通滞在費の使途公開 ・議員定数削減の提案 これらの改革により7年間で累計約6億4000万円の削減を達成したとされている。

効果

既得権益にメスを入れる改革派のイメージを確立し、維新の会の支持拡大に大きく貢献した。 一方で、前述の通り「6億円の削減vs万博3000億円の増額」という矛盾や、削減額の規模が政府予算全体から見れば微々たるものであるという指摘も多い。

堺市議会での地域福祉・子育て支援の充実(1999-2012年)

具体的な内容

堺市議会議員として6期24年間活動し、議長・副議長も務めました。この期間、地域に根差した政策を数多く実現している。 主な成果: ・高齢者福祉施設の充実と介護サービスの質向上 ・子育て支援センターの整備と相談体制の強化 ・地域コミュニティの活性化支援 ・障がい者支援施策の拡充

効果

社会福祉法人の役員としても活動し、福祉の現場に深く関わることで、机上の理論ではない実践的な福祉政策を推進した。 堺市民の生活に密着した政治活動により、強固な支持基盤を構築。この地道な実績が、後の国政進出の土台となった。

カジノを含むIR(統合型リゾート)の大阪誘致(2016-現在)

具体的な内容

カジノ、ホテル、国際会議場、エンターテインメント施設などを一体化した大型複合施設です。馬場氏は大阪府の吉村洋文知事、大阪市長と連携し、人工島・夢洲(ゆめしま)へのIR誘致を強力に推進してきました。

効果

経済効果、雇用創出、観光産業振興、大阪の国際競争力強化など効果は大きいが、ギャンブル依存症の増加リスク、地域治安への悪影響、マネーロンダリング(資金洗浄)の温床となる可能性などの懸念から、地域住民の中にも反対意見は強い。

天秤アイコン

国民目線 馬場 伸幸のメリット&デメリット徹底分析

強み: ・叩き上げならではの実行力と現場感覚 ・既得権益に切り込む改革姿勢 ・大阪万博・IRなど大胆な経済政策の推進 弱み: ・ジェンダーや人権意識の低さを露呈する失言 ・政策の整合性(身を切る改革vs大型事業の矛盾) ・急拡大する組織の質の管理能力 「改革派」としての理念を本当に実現できるのか、それとも口先だけの「改革詐欺」なのか――その評価は、有権者一人ひとりが見極める必要がある。

【3つの強み】馬場 伸幸を支持する理由

メリット❶

学歴エリートではない「普通の人」の代表

具体的な内容

学歴社会の頂点ではなく、働きながら努力して這い上がった姿や、議員報酬削減などの「身を切る改革」で、特権階級化した政治家への不満を背景に、強い支持を集めている。

メリット❷

大阪万博とIRで関西経済を活性化する野心

具体的な内容

2025年大阪万博と夢洲IRという二大プロジェクトは、大阪を東京に次ぐ国際都市へと変貌させ、日本経済のもう一つのエンジンとなる可能性を秘めた、野心的なチャレンジとなっている。 観光客の急増、雇用機会の拡大、インフラの進化、関西ブランドの向上などが期待される。

メリット❸

自民でも立憲でもない「第三の選択肢」

具体的な内容

日本維新の会は、保守でもリベラルでもない独自の路線で、規制緩和や行政改革を重視する政策を掲げている。一強多弱の政治構造から、競争のある健全な民主主義へ。維新の台頭により、自民党も緊張感を持って政治に臨まざるを得なくなり、結果として国民にとってより良い政策が生まれる可能性が高まる。

【3つの弱み】馬場 伸幸への懸念点

デメリット❶

ジェンダー意識の低さが露呈した「かわいい」発言

具体的な内容

女性候補者の名前を間違えて「あまりにもかわいいので」と弁明した。「改革」を掲げながら、こうした古い価値観から抜け出せない政治家に、本当に新しい時代を作れるのか――そんな疑念を抱かせる発言。

デメリット❷

「身を切る改革6億円vs万博3000億円」の矛盾

具体的な内容

議員報酬削減:7年で6億4000万円(年間約9100万円) 万博予算増額:当初1350億円→最終3000億円以上(1650億円以上の増加) その差:約250倍以上 「身を切る改革」が看板政策である維新にとって、この矛盾は致命的。大型事業の予算管理能力にも疑問符がつき、「口先だけの改革派」との批判を招いている。

デメリット❸

ストーカー、セクハラ・パワハラ、暴言…不祥事オンパレード

具体的な内容

身内の不祥事に甘い姿勢は、有権者の信頼を大きく損なっている。数を増やすことに夢中で、質の管理がおろそかになっているのではないか――そんな批判が高まっている。